Rustへの入門方法
「Rustは速度、安全性、並行性の3つのゴールにフォーカスしたシステムプログラミング言語です。」導入のハードルは高いですが、使いこなせれば強力なツールになります。
Rustを勉強する素材は主に3つあります。
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プログラミング言語Rust(Webサイト)
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プログラミング言語Rust:2nd edition (本、無料)
- プログラミングRust(オライリー本、5000円ほど)
この全てが素晴らしいです
プログラミング言語Rust(Webサイト)
これはRustの公式ドキュメントです。これはRustに関する素材の中で最も初心者にフレンドリーです。メモリのヒープとスタックなど、Rustの理解に必要なコンピュータの知識も説明されています。初心者向けにわかりやすく書かれており、Rustの基本的な概念を理解するのに有用です。分量が少ないので、足りない部分を他の素材からカバーする必要があります。
プログラミング言語Rust:2nd edition (本、無料)
2018年9月時点で580ページほどあり、比較的網羅的です。途中でgrepを実装したり、並列なWebサーバーを構築するといったチュートリアルがあるので実践的ですごくためになります。こちらも初心者向けに書かれているので、他のプログラミング言語(スクリプト言語でも可)の経験があればおそらくついていくことができます。たまにわからない部分があれば、上述のWebサイトも合わせて読むと理解できると思います。
プログラミングRust(オライリー本、5000円ほど)
こちらは深い内容まで書かれていて参考になります。C, C++, Javaなどのシステムプログラミングに経験があれば1冊目にこれを読んでも理解できると思います。スクリプト言語しかやったことがなければ、上記のプログラミング言語Rust: 2nd editionを読んでからでないと理解に苦しむ部分があると思います。
おすすめの勉強法
- システムプログラミング言語経験者はいきなり3のプログラミングRustを読む。
- システムプログラミング言語経験者でない方は2の本を読みながら、わからないときは適宜1のWebサイトを見たりググったりする。
あとはここにRustの公式ドキュメントのリンクがまとまっているので、適宜参照してください。それではいいRustライフを!